お米の美味しさにはさまざまな理由があります。
お米は栄養満点
お米の主な成分は、デンプンを中心とする炭水化物です。
デンプンが体内で分解されると、体を動かしたり脳を働かせるためのエネルギーになります。
さらにタンパク質やアミノ酸、脂質、ビタミンなどの栄養素のバランスの良さも特徴。
特に、タンパク質を形作るアミノ酸に関しては、人間が体の中で作ることができない「必須アミノ酸」が他の穀物よりバランスよく含まれています。
お米はそれだけでいろいろな栄養素をバランスよく摂取できる、理想的な食材ともいえます。
ごはんに含まれる栄養素+アミノ酸スコア画像
美味しさのポイントはデンプン
デンプンはごはんのおいしさの決め手の甘み、粘りや食感に大きく関係しています。
お米に含まれているデンプンは「アミロース」「アミロペクチン」の2種類。
この2つのデンプンの割合が、私たちが「美味しい」と感じる、ごはんの粘りや柔らかさを決めています。
口に入れ、ごはんを噛むことでデンプンが唾液の成分によって分解され、ブドウ糖に変化します。
これがごはんのほのかな甘さを感じさせてくれるのです。
ごはんをしっかり噛みしめて、その美味しさをじっくり味わってくださいね。