炊いたごはんは、時間が経つにつれて美味しくなくなってしまいます。
食べるたびにその分を炊くのが理想ですが、忙しく難しいこともあります。
そのため、なるべく美味しいまま保存するために昔から工夫がなされてきました。
今回は、炊いたごはんを美味しく保存する方法についてご紹介しますね。
おひつに移す
昔からあるごはんの保存方法と言えば、「おひつ」です。
木でできた「おひつ」に移すことで、適度な水分を保ち、ごはんを美味しく保存できます。
おひつのはたらきとは?
木には、水分を吸収したり放出したりすることで、湿度を一定に保つ働きがあります。
炊いたばかりで水分の多いごはんをおひつに移すと、余計な水分が吸水され、適度な水分量になります。
一方で、時間が経ってごはんの水分が減ってくると、今度はおひつが水分を放出して水分を補います。
カンタンなのは「冷凍」
炊いたごはんを長期間保存したいときは、冷凍するのがオススメ。
なぜなら、炊いたごはんは水分を含んだまま冷えると、一度柔らかく変化したデンプンが、元の固いデンプンに戻ってしまいます。
炊飯器などで保温するのは便利ですが、時間が経つとパサパサになったり、おいしさが劣化していきます。
保温で保存してもできる限り早く食べきるようにしましょう。
食べきることができるか心配な場合は、粗熱をとって冷凍する方が、おいしさはもちろん、電気代もお得です。