【令和5年度石川県産コシヒカリ】収穫の様子。新米準備中。
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とうとう令和5年度のコシヒカリの刈取りが終わりました!
作業にも参加させていただいたので、
その様子と合わせてご紹介させていただきます。
【例年より早めの刈取り】
8月末、例年より少し早く、コシヒカリの収穫がスタートしました。
今年は雨が少なく、気温も高かったため、稲がよく育ち、
稲穂もしっかりこうべを垂れています。
お米の収穫は少し早くても、収穫後に熟成が進むので問題ありませんが、
遅れてしまうと胴割れや乳白米が増えておいしさにも影響が出てしまいます。
この地域では、例年ではコシヒカリの収穫は9月に入ってからですが、
8月の末から始まっていました。
8月の20日ごろにはゆめみずほという品種を収穫していたそうです。
9月の20日ごろには、最近できた人気の「ひゃくまん穀」が収穫予定とのこと。
【コシヒカリの収穫、スタート】
白山も入れたかったのですが、あいにくの曇り空のため入らず...。
気温は35度を超える猛暑日でしたが、
水分補給や休憩もとりながら行いました。
農家さんにお聞きしましたが、
収穫もずいぶん楽になったそうです。
約60年ほど前はコンバインはなく、
家族や村人総出で稲刈りをしていたそうです。
当時はこの季節になると朝6時には強制的に駆り出されるので、
夜寝るときは気が重かったとか(笑)。
コンバインが一般化され、収穫はラクにはなりましたが、
当時は収穫用の米袋に入れ、それを運ぶためがっつり肉体労働でした。
今では、フレコンを乗せた軽トラや板を張ったトラックの荷台に直接入れてそのまま運搬するので、非常に楽になったとおっしゃっていました。
たしかに、当日は運搬を手伝いましたが、
移動以外は正直することがほとんどないときもありました。
コンバインもキャビンがついているので以前に比べて快適だとか。
といってもエアコンはあるけど、エンジンの熱が伝わるので暑いは暑い。
だけど、刈取りのさいにでる粉塵ではしかくならないのでいいとのこと。
※「はしかい」とは「ちくちくする、むずかゆい」といった意味で麻疹(はしか)の語源とも言われています。
実はこの記事を書いているわたしはイネアレルギー持ちなので、この「はしかい」のがダメでしょうがありません。
キャビンがついたので乗っても大丈夫そうです。
そんなお話も聞きつつ、
のこりわずか!
稲刈りが終わった直後の田んぼには、
虫や小さな動物を狙った野鳥が飛んできます。
収穫を祝いに来てくれているようにも見えます。
収穫の風景の一部ですね。
刈取り中も空に何羽も飛んでいました。
【収穫後は乾燥・籾摺り】
収穫後は籾のまま、乾燥させます。
収穫直後は水分も多く、そのままだとカビが生えたり品質が落ちたり、保管もできません。
天候や品種にもよりますが、収穫時は25~30%前後の水分を含んでいます。
乾燥後は籾摺りをして玄米になりますが、
そのさいに14~15%程度の水分量になるように乾燥させていきます。
このときに一時貯蔵や乾燥機のサイズによっては、収穫のタイミングをずらしたり調整をしないといけません。
このため、農家さんはいくつか収穫時期の異なる品種を育てたりして、調整しています。
乾燥時間は長く、ほぼ一日がかりです。
提携している農家さんは乾燥機のスピードを最高速ではなく、少し落として乾燥時間を長めにとっています。
そうすることでお米の胴割れを防いだり、旨みのしっかりしたお米になります。
理想は自然乾燥のようにじっくり乾燥させる方がおいしくなるのですが、
天候にも左右されますし、なにより時間と手間がかかりどうしてもコストが高くなってしまうので現在はやっていないそうです。
「このお米を自然乾燥させたら、もっと美味しくなるのか」
とワクワクしながら実現できるようにアイデアを考え実現させるのも
我々YAOYOROZUの使命だと思っています。
新米をより美味しく食べる方法についてはこちら↓↓↓