二十四節気「大暑」の魅力と楽しみ方:7月22日ごろから8月6日ごろ
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夏の最後の二十四節気である「大暑」は、1年で最も暑い時期です。
しかし、暑いからこその魅力や楽しみ方もありました。
夏を満喫する知恵と食材と合わせてご紹介させていただきます。
1. 二十四節気としての「大暑」とその特徴
「大暑」は、その名の通り1年で最も暑いタイミング。
蝉の声が体にまとわりつくように響き渡り、空には大きな入道雲が広がります。
この時期、夕立や雷雨が頻繁に発生し、気温もどんどん上昇していきます。
太陽が痛いくらいに肌に照りつける日々が続きますが、同時に夏の魅力を存分に感じることができる季節でもあります。
「梅雨明け十日」と言われるように、梅雨が明けた後の10日間は特に暑さが厳しく、昔の人々はこの時期を乗り切るための工夫を凝らしてきました。
窓にすだれをかけ、夕方には玄関先に打ち水をし、寝苦しい夜にはそば枕を使って涼感を得るなど、知恵と工夫で夏を快適に過ごしてきたのです。
2. 大暑の風習や過ごし方
「大暑」の時期には、古くからの風習や生活の知恵が活かされています。
例えば、風鈴やガラスの器を使って涼やかな音や視覚的な涼を楽しむことは、日本の夏ならではの風情です。
また、「暑中見舞い」の習慣は、親しい人々の健康を気遣い、暑さを乗り切るための心温まる交流の一環として続けられています。
体力を保つために鰻を食べる「土用の丑の日」もこの時期の重要な風習です。
鰻は栄養価が高く、夏バテしやすい時期にスタミナを補給するために最適な食材とされています。
こうした昔ながらの食養生の習慣を取り入れることで、夏を元気に乗り切ることができます。
3. 大暑の行事やイベント
「大暑」の期間には、各地で様々な祭りや花火大会が開催され、夏の風物詩が目白押しです。
有名なところでは、青森の「ねぶた祭」。
大きな武者の描かれた灯篭を「ねぶた」と呼ばれる山車で引き回す壮大なお祭りです。
厳しい夏を乗り切るための勇気や活力を表現し、人々の心を一つにする祈りが込められています。
また、各地で行われる花火大会は、夜空を彩る美しい花火が夏の夜を一層盛り上げます。
家族や友人と共に花火を楽しむことで、夏の思い出が一層深まりますね。
4. 大暑が旬の食材とカンタンなメニュー例
「大暑」の時期には、夏ならではの旬の食材が豊富にあります。これらの食材を使った料理で、夏を元気に過ごしましょう。
■とうがん:
独特のみずみずしさがあり、夏場でも食べやすいとうがんは、冷やしたスープにするのがオススメです。塩味のスープにとうがんを加えるだけで、さっぱりとした一品が完成します。
■なす:
90%以上が水分で体を冷やしてくれるなすは、焼きなすや揚げびたしにして楽しめます。皮には抗酸化作用があり、健康にも良い食材です。
■オクラ:
シャキシャキとした食感やネバネバが特徴のオクラは、刻んでごはんに乗せるだけでも美味しくいただけます。低カロリーで栄養豊富なので、夏バテ防止に最適です。
■ゴーヤー:
ビタミンCが豊富なゴーヤーは、炒め物にするのが一般的です。ゴーヤーチャンプルーは、夏の定番料理として親しまれています。
■ししとうがらし:
夏のししとうは、焼いて塩をふるだけで美味しい一品になります。免疫力を高め、疲労回復にも効果的です。
夏キャベツ:
柔らかくて巻きのしっかりした夏キャベツは、サラダや浅漬けに最適です。さっぱりとした味わいが夏にぴったりです。
ぶどう:
旬のぶどうは、デザートとしてそのまま食べるのはもちろん、冷やしてヨーグルトと合わせるのもオススメです。ぶどうの甘みとヨーグルトの酸味が絶妙なバランスを生み出します。
最後に
このように、「大暑」の時期には季節の食材を上手に取り入れることで、夏を美味しく楽しく過ごせますよ。
古くからの知恵や風習を活かしながら、現代の生活に合った方法で涼を感じ、夏の魅力を満喫してみませんか?
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