【桐始結花(きりはじめてはなをむすぶ)】7月22日ごろから7月27日ごろ

【桐始結花(きりはじめてはなをむすぶ)】7月22日ごろから7月27日ごろ

YAOYOROZU

桐始結花(きりはじめてはなをむすぶ)
7月22日ごろから7月27日ごろ

梅雨が明け、猛暑の日が続く時期、七十二候は【桐始結花(きりはじめてはなをむすぶ)】に。

桐の花が実を結び始めます。

 

桐について

桐は4〜5月に開花期を迎え、枝先に釣鐘型の薄紫色の花を咲かせます。

そして盛夏を迎えるこの頃、卵形の実を結びます。

長さ3cmほどの実の中には、翼のある種子がたくさん入っており、風に乗って飛散します。

 


桐の樹高は10メートル以上と大きく、花も高い場所に咲くため、目にする機会は少ないですが、古来より高貴な木とされ、家紋や紋章の意匠に取り入れられてきました。

見たことがないという人も、お財布の中を見てみると、桐の花が見つかるかもしれません。

500円玉の表に描かれているのが桐の花です。

 

 

日本にとって重要な花

天皇家の家紋は今では菊紋がよく知られていますが、元々桐紋も天皇家の紋でした。

歴史では桐紋の方が古いとされており、皇室の家紋として名高く、皇室の承認を受けた為政者に対して下賜されてきた紋章でもあります。

明治以降現在に至るまで、内閣の紋章として使用されている“五七の桐”と呼ばれる桐の紋は、日本政府の紋章でもあります。

歴史上の人物では足利尊氏や豊臣秀吉の家紋になっています。

 

 

桐への想い

桐は古くから質のいい木材として利用され、タンスや下駄(げた)、箏(こと)の材料として大切にされてきました。

特に桐タンスは高級家具の代名詞で、昔の農家では、女の子が生まれると庭に桐を植え、成人したときにその桐でタンスを作り嫁入り道具として持たせたそうです。


中国では鳳凰(ほうおう)がとまる木として神聖視され、日本でも高貴な紫色の花を咲かせることから、同じように神聖な木とされてきました。

 

そして、桐の花言葉は「高尚(こうしょう)」です。

桐の葉はスペード型でとても大きく、屋根のような緑陰を作ります。

繁った葉が天蓋のように張り出した枝のことを翠蓋(すいがい)といいます。

 

まとめ

このように、桐はその美しさと実用性から日本文化に深く根付いており、私たちの日常生活にも密接に関わっています。

この時期、自然の中で桐の美しさを感じながら、古来からの歴史や文化にも思いを馳せてみてはいかがでしょうか?

 

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