夏の終わりの七十二候【大雨時行】8月2日から8月6日ごろ
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夏の最後の七十二候「大雨時行」(たいうときどきふる)。
次はもう立秋、秋になります。
「大雨時行」(たいうときどきふる)8月2日から8月6日ごろ
集中豪雨や夕立といった激しい雨が降りやすいころ。
青空に入道雲が湧き上がり、突然の雷鳴とともに激しい雨が降り注ぎ、乾いた大地を潤します。
これらの雨は、その場限りの局地的なもの。
そして、夏が終わるとともに、日本は台風の季節に突入します。
台風の役割
雷や夕立が多くなるこの時期から9月にかけて、次々に台風が日本に接近します。
台風は毎年、夏から秋にかけて日本列島を襲い、大雨や土砂災害、高潮などの災害を引き起こすことがあります。
ですが、河川のない内陸部への水供給や森の新陳代謝促進、沿岸部の海水攪拌による生態系の豊かさをもたらすなど、重要な役割も果たしています。
また、台風とは異なりますが、近年では、気候変動によるゲリラ豪雨も増加しており、日本各地、また世界中でも洪水や土砂崩れといったニュースが頻繁に伝えられるようになりました。
日本の梅雨も、以前のしとしと降る雨から、局地的に激しく降る集中豪雨へと変化しています。
台風の多い日本
統計によれば、1年間に平均26.1個の台風が発生し、そのうち11.5個が日本に接近、2.9個が上陸しています。
特に8月は台風の発生が多く、不安定な進路を取ることが多いです。
9月になると、台風は南から日本付近を円を描くように通過する傾向があります。
「台風」という言葉は明治以降に使われ始め、英語の「typhoon(タイフーン)」から来ています。
ちなみに
日本をふくむ北西太平洋・アジア:「台風」または「タイフーン」
アメリカなど:「ハリケーン」
その他の地域:「サイクロン」
と呼ばれています。
日本ではかつて「野分(のわき)」と呼ばれ、秋草の野をふき分ける強い風という意味で、強風によって野の草が吹き倒される様子表しています。
農家の三大厄日と自然との共存
「八朔(はっさく)」
旧暦の8月1日(新暦では8月下旬〜9月上旬ころ)
「二百十日(にひゃくとおか)」
立春から210日目(新暦では9月1日ころ)
「二百二十日(にひゃくはつか)」
立春から220日目(新暦9月11日ころ)
この3つは「農家の三大厄日」とされ、農作物が台風の被害を受けやすい時期であり、昔から農作祈願や風鎮めの祭りが行われてきました。
自然災害の脅威にさらされながらも、日本の季節の移り変わりには、美しさと力強さが共存しています。
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